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一日宇武 (新竹〜宇老〜北進武嶺) [自転車(ライド)]

今年も中秋節の4連休になりました。昨年は家族が台湾に来る前だったので、4日かけて台湾一周(→こちら)。今年は家族へ配慮し、初日だけ使ったチャレンジを考えました。

特筆すべきは仕事終わりから徹夜でのスタートで、自己新記録の累積標高7000mを達成していることです。284km7044mUp/16時間29分 @9/18 (→strava)。台湾での仕事の中で、Enduranceの能力が磨かれたのかも。

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北進コース沿線は農業が盛んです。高地の集落風景が新鮮でした。

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KOM夏に続けて、2週連チャンでの武嶺。案外身近なところですね(^^)


仕事が忙しく直前までプランニングできてないのは、おおよそいつものこと。連休直前に会社の人に「何かするの?」と聞かれて、「はい、おそらく」くらいの思いでした。そこからルート考え始めてて、一番合理的かつ難しいものを選びました。

單車百岳では、本ルートはLv.162とこれまでのスマグスや台湾KOMルートを圧倒しています。
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それでも出来ると判断したのは、北横公路の7号線分岐までは宇老大滿貫で経験していたこと、武嶺もKOM夏の経験から基本的には難しくないとわかっていたからです。あとは先人の挑戦記録(→こちら)。サポートカー有りとはいえ、女性で新竹〜武嶺を17.5時間で完走できているので、ボリューム的には夜出発して明るいうちに武嶺到着が十分可能と考えました。

20時に退勤して徹夜で準備してのスタートは大きなネガティブ要素でした。ただ、連休初日にねじ込むにはそれしかありませんでした。


さて9/18(土)の深夜1時前に新竹のアパートをスタート。かなり眠いなーと思いつつ、慣れた道で宇老へ向かいます。もちろん体力温存・安全第一。ライトはCateyeのVolt400です。登りで弱モード、下りで中モード使ったとしても、(埔里への下りでの使用考えても)充電いらない想定です。

1hほどかけて尖石大橋のファミマに到着、深夜なのでこの先4h程度補給できないと見込んでサンドイッチ等をカバンに入れておきました。

宇老には1h30mくらいかけて到着。平均200Wくらい。遅いけど、ほぼ疲れないペースでした。
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安全第一で玉峰村への下りを終えたら...なんと朝4時にこんなところにサイクリストが!聞けば目標値は同じ武嶺。ただ自転車は20kgを超えているのでゆっくり行くとのことでした。彼とは後からStravaで繋がりました。武嶺の後、環島も成し遂げるツワモノでした。
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北横公路をすすみ7号線へ分岐。
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拉拉山への分岐付近は明るいです。
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5時くらいになると次第に空が明るくなって来ました。初めての区間を走っています。四陵へのゆるい上りです。
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登ったら下り。谷が深い。
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明池山荘。自販機がありました。ここは登山基地で、これから登山という格好の方がたくさんいました。サングラスを置き忘れて、一度取りにもどりました。幸いロスは1kmくらいで済みました。
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北横公路の眺めが良いところ。この後、宜蘭側へ激下りになります。
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ここが有名なT字路。基本的にここから右が北進武嶺コースになります。地図で見ても、実物で見ても川幅がめちゃくちゃ広いです。水の流れはちょろちょろですが。
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ここで、これまた武嶺に向かうスクーター旅行者二人と雑談。コンビニはどっちだ?と話していたら、お腹を空かせていると思われて、パンをもらいました。美味しく頂きました。
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連休だから皆さん武嶺に観光行くようです。

しばらくいって小さな商店で休憩。ハエが異常に多いですが、文句はいえません。ありがたくチョコレートや水分を補給。可愛らしい犬が近寄ってきましたが、最終的に目的はチョコレートでした...。
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蘭陽渓という川沿いを南下していきます。スピードが出ないなと思ったら、じわじわ登る区間でした。日が高くなってからの登りで暑い暑い。この区間が今回一番大変でした。
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特徴としては、レタス?を積んだトラックが何台も行き来していて、川沿いに畑がたくさん。そして道沿いに無数の黒いパイプが張り巡らされており、所々水が噴き出していました。高いところから水を引いて畑でスプリンクラー用に使っているようです。 とにかくパイプの数、長さがすごいです。

頑張って標高1100mまで登って南山集落に到着。ここはある程度の街でファミリーマートがあったので、朝食休憩しました。日本のおそばの再現度では ファミマ >> セブン です。
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生き返りました。

そこから1900mまで登って思源啞口。これがなんなのかよくわかりませんでした。この後台中市の和平区に入ります。突如としてフラットな区間が現れ、しばらく続きます。
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武陵農場。ここまで登っても、まだまだレタストラックの数は減りません。売店でジュースとお菓子休憩。
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そして環山部落。このコースでもっとも印象的な風景でした。まわりの急斜面には果樹がみっちり植えられています。この急斜面で気の世話をするのはとても大変と思います。
なお、奥側に見えているのは雪峰山脈で3500mを超えます。新竹から見えている高峰ですね。
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蛇行する川。
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徳基水庫の上部。
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アップダウンを繰り返して最後の大きな集落である梨山(標高およそ2000m)。コンビニもあるし、飲食店も多数。名前の通りフルーツが名産のようで、露店がたくさん出ていました。
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台湾風なファミマ。観光客で賑わっていました。宜蘭から来た台湾人ローディと会話。
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梨山を出たらしばらく平地基調の道になります。といっても山肌を這うような道なのですが。それが終わると大禹嶺への登りになります。
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向こう側の斜面にダラダラと登る道が見えます。

登りといっても、樹林帯の中なので結構快適でした。標高も2000m超えており、日差しはありますが気温は下界よりも快適でした。
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もう少しで大禹嶺というところで、そこそこ長い工事区間。交互通行になります。舗装がない砂利道とドロドロ路面なので注意必要です。
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トンネルぬけて、大禹嶺〜。
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あとは漕ぐだけですね。KOM夏で見た景色。今回は自転車を停めて写真も取れます。
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15時半前に、いよいよ武嶺到着!混んでいます。
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写真をとったり、休んでいたら体が冷えてきたのでサクッとくだります。まだ明るいですが、ガスってきました。
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下りは早くて楽チンですね。1時間半で埔里の中心碑まで到着。まだ17時すぎで明るかったです。何も考えてませんでしたが、パーフェクトなタイムマネジメントでした。
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埔里から台中までは輪行でバス。運転が荒すぎて、自転車が飛び回っているのでは?と心配でした。開けた時はもとの場所にあって一安心。
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輪行時、フレームに傷がつかないように、コンビニでタオルをたくさん買ってフレーム保護しました。

台中からは新幹線。座席はガラガラで自転車も特等席である最後部座席の後ろになんなく置けました。当日20時台には新竹に戻れて、めでたしめでたし。


番外編。埔里への激下りもそろそ終わるというところで、フロントブレーキ音が少々変化しました。制動は効いていたので、普通に下れたのですが、後から見たらパッドが残りが0.2-3mmしかありませんでした。異音はスプリングがあたり初めたことが原因のようです。 しかし危ない危ない。ロングライド前はパッド点検必須です。まだVenge買ってから2000km弱しか走ってないのに...レジンは減りますね。
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行程 (9/18)
 新竹出発: 0:53
 尖石大橋: 2:04
 宇老派出所: 3:36
 北横公路7号線分岐: 4:52
 四稜: 5:53
 明池山荘: 6:21
 7甲線起点: 7:13 
 南山: 9:01
 思源啞口: 10:36
 梨山: 12:17
 大禹嶺: 14:17
 武嶺: 15:26
 埔里中心碑: 17:14
 
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サイコンはEdge530、16時間30分使って、バッテリー残りは48%でした。ナビ無し。バックライト無し・battery save mode無し。

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タグ:武嶺
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