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2021雙塔520k [レース&イベント]

また一つ台湾の名物イベントを完走(11月6日)。512km/18時間58分, 15位 (ログ→strava)
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台湾を北から南まで一筆書きです。制限時間は30時間で、24時間以内完走は1日雙塔と呼ばれる。
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この時期、台湾に吹く強い北東季節風に乗って高速巡航する楽しいイベント。日本では500kmというと身構えてしまいますが、台湾だとお気軽。おすすめです。なぜか今回は若干向かい風でさらに暑いというラッキーなコンディションでした。。。


ちなみに500km/day超えは人生で3回目。1回目: 大学時代の東北ツーリング(→こちら)、2回目: 社会人4年目の東京-大阪キャノンボール未遂(→こちら)、そして今回。お尻の痛さ以外は楽チンだったので、東三塔(台湾東側の雙塔+1塔、登りがあり劇的に難易度が上がる)とか帰国後のキャノンボール再挑戦も考えたいと思います。

◆◆◆◆ 準備編 ◆◆◆◆
ライト。ENFITNIXという中華ブランドのNavi800、テールライトも同メーカーのcubelite2。Navi800は予備電池一本。これとは別にヘルメットにサイコン確認用にDecathlonのシリコンバンドライト(100NTD)を一個つけました(Edge520をバックライト無しで使うため)。なんだかんだでNavi800の1個目の電池が切れたのが18時くらいだったので余裕ありました。サイコンのバッテリもゴール後30%くらいは残っていました。
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余計なバッグ類を自転車につけたくないので、持ち物は最小限に。多くの方はサポートカーをつけてたのでここは不利なところ。重要なのは日焼け止めと皮膚保護クリームですね。ウインドブレーカーは使わずにすみました。
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衣類。反射ベルトが必須です。
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これまた重要アイテムのBCAA。通販のアミノバイタルゴールドが間に合わず、Decathlon品で代用。ベリー風味で溶かすと美味しい。ポケットに収まりきらず、ランニング用の小物入れを着用。


◆◆◆◆ 移動編 ◆◆◆◆
土曜の0時スタートなので、金曜は有給取得。日中、眠ることはできなかったけど、体は休められたはず。会社の自転車仲間(台湾人)が自宅付近からタクシーを手配してくれたので、スタート地点までは楽チン移動。1500NTD(6000円)だったような。新竹〜富貴漁港。
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会場に着いたら、最北灯台まで記念ラン。真っ暗だったので、ヘルメットにつけていた小さいライトが大活躍しました。
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◆◆◆◆ イベント編 ◆◆◆◆
スタート地点。例年よりは少ないらいいですが2000人以上はいた模様。
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会社の自転車仲間はマイペースで行くということで、スタートから単独行動。しばらくして良い感じのグループに合流。
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と思ったら、各自休憩したり離れたりで海岸に出る頃には一人になってしまう。。。30-45kmの海沿いが単独走行。前に小さな集団は見えているが向かい風気味でなかなか追いつけず。桃園空港あたりでようやく集団に追いつけた。その後、集団で新竹(95km地点)まで速いペースで進行。再びコンビニ休憩で集団分裂。

新竹から一人で進んで1CP香山 (107km)には3時間6分に到着。ここまでノンストップでAve34.5km/h。次のコンビニ、次の...と考えていたら実はコンビニ砂漠で、白砂屯(140km地点) でようやく初コンビニ休憩、スタートから4時間10分経過。

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10分くらいのコンビニ休憩でリフレッシュ。練習時の失敗を参考に、基本はバナナ、おにぎり、水のセット(ジュース、アイス、スポドリは飲まない)。元気に走り出して、まわりにライダーがたくさんいたけど、全くペースが合うライダーがいない...どうやら入門クラスである北高(台北-高雄,といっても350km)の方々のよう。 なので辛い一人旅が続いた。

日の出を迎えても、いまだに一人旅で厳しい。
台中の手前でようやく早いグループに追いつく。女性(最終的に女性1位)と護送の強い男性3人。この列車でようやくペースアップ。

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しばらくして彼らはコンビニ休憩へ。
しかし、すでに心配はなかった。すでに台湾人の機関車さん、フィリピン人数名、新竹在住台湾人の強力チームが結成されていたからだ。

しばらくそのまま、コンビニ休憩もタイミング合わせて進行。第2CP 208km地点は6時間46分で通過。

その後、台南でやはり散り散りに。新竹男性との二人旅に。コンビニでLineを交換し、新竹で練習しましょうという話になった(後日、再会し一緒に宇老へ登ったり、4月のレースにチームエントリしたりした)。
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↑新竹ライダーの軽やかな引き。

第3CP (311km地点)到着は10時間59分。Ave28.3km/h。

ただ、実はこの新竹男性、イベントに参加していたわけでなく、練習として新竹から台南まで参加していたようで、台南と高雄の間で離脱してしまう。ここからは強そうな若い男性二人と、例の女性+護送船団(最初は3人だったが2人に減っていた)と高雄を目指す。

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↓台南を過ぎて黄金海岸。
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↓元気なお姉さん。
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ここから先、このイベントで最も微妙な区間へ突入。

集団は高雄市街地の混雑を回避するルートを教えてくれるという。事前にGarminに全ルートは入れていた。それでもナビがいまいちな区間があり、ルートを知っている人と一緒に行きたいという思いがあった。なので彼らと一緒に行くことにした。私はまだまだ体力的に余裕があったので、35-40km/hで引けたが、女性もいるので30-33km/hでセーブ。そして彼らは定期的にコンビニに止まりサポートカーから補給を受ける。これもちょっと長かった。日中は暑かったので、氷を背中に入れているのは羨ましかった。

高雄に入ってからは、女性+護衛の方は別ルートへ。
強そうな男性2人と私になったが、彼らは実はかなり疲労していたようで、30km/hで引いて欲しい、というリクエスト。 道案内してくれたので、ここは優しく応じる。

東港の第4CP(431km地点)は16時間20分で通過。 Ave26.4km/h。
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強そうな二人が遅れる場面が目立ってきて、「ありがとう、助かった。我々のペースで行くから先に行ってくれ」と。道案内(抜け道 ?)で助けてもらったので、最後まで一緒に行くべきか悩んだが、後悔したくないので自分のペースで行くことにした。
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17時過ぎに夕暮れ。452km地点。まだ60kmほど残っている。。。
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最後40kmは自分との戦い。結局ライトの電池交換以外はノンストップで走り切れた。 (自販機があれば補給したかったが無かった。)
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↑墾丁の夜市?ここは迂回が正解かも。最後の登りでアシスト男性+元気な女性のパックに颯爽と抜かれてしまった。Finishまで僅かだったので、距離感がわかっていればギリギリ粘れたと思う。

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↑無事にFinish。ぼんやりと20時間切り行けるかなーと考えていたところ、19時間切りに成功!

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ゴール後、お腹減っていたので7-11ディナー。

◆◆◆◆ 撤収編 ◆◆◆◆
事前の案内では、シャワーは利用できないとあった(コロナ影響)が、プール脇のシャワーを普通に利用できた。自転車をバスに乗せるために輪行袋に入れないといけないので、パッキング等も済ませた。
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もともと予約していた高雄行きのバスまで時間があったので、最南端の鵝鑾鼻灯台を散策。
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ゴールしたのは19時前で、高雄行きのバスが出発したのは深夜の2時半だった。みな地べたで寝たりしていた。 注意したいのは、 プール脇には 巨大なヤスデが潜んでいる点だった。人工芝の快適なプールサイドがあるのだが、そこは避けるべし。あと、知らないうちに蚊に刺されていた。台湾は年中蚊がいる。
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注意点。台湾のこのようなバス移動+自転車輸送のケースでの輪行バッグは前輪外しタイプがMust。前輪外しで収納されたバッグを前後交互にして積載していく。私は両輪外しタイプで用意したが、収納スペースの高さ制限から90度回転されて積載されてしまった(エンド金具が接地しない形...)。バスの運転も荒く、新幹線駅でバスを降りたあと、確認するまで気が気でなかった。 幸いサドル側が下になったようで破損はなかった。

新幹線輪行。
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◆◆◆◆ 天候編 ◆◆◆◆
↓イベントスタート時点。
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↓24時間経過時点。
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↓二日後。良い感じの時の例。 台湾の冬はこういう風もザラにある。こういう日に走ってみたい。
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◆◆◆◆ データ編 ◆◆◆◆
Bike : S-works Venge
Wheel: Roval CL50
Tyre: Continental GP5000 28C
Inner Tube: Vittoria latex

距離: 512.4km
累積登り: 1391m
経過時間: 18時間58分
移動時間: 16時間21分
平均速度: 31.3km/h
平均心拍数: 144bpm
平均ケイデンス: 71bpm
平均パワー: 131W

Start: 富貴漁港 0km, 0時0分
1CP: 新竹香山站 107km, 3時6分
2CP: 彰化鹿港站 208km, 6時46分
3CP: 台南南鯤鯓站 312km,10時59分
4CP:屏東東港站 435km, 16時20分
Finish:恆春鵝鑾鼻燈塔 520km, 18時58分


成績
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風であと1時間、集団走行をうまく使ってさらに30分短縮できそうです。
一緒に走ってくれた台湾サイクリストに感謝!!


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